2022/03/26
先日、心に残る「伝え方」に遭遇しました。
ある城下町だった商店街を歩行中、
女性の「止まりなさい」という大声に足を止め、目を向けると、
道路の反対側に小学4-6年生くらいの男子がいました。
男子は、女性をみつけ道路を渡ろうとしていたところ、
車が迫ってきていたため、女性が「止まりなさい」と声をかけていました。
しかし、男子には道路反対側にいる女性しか見えていない様子。
次の瞬間、女性はとても大声で「止まれ!!」と叫びました。
男子は走って道路を渡り、
車は停止しました。
ゾッとしました。
心の中で「危ないじゃない」と叫んでいました。
女性の元に駆け寄った男子を、女性は相当怒るだろうと思っていました。
しかし、女性はとても冷静でした。
男子を?りつけることはせず、男子の目線に視線を合わせ
何か伝えていました。
男の子はうなずきながら、じっと聞いています。
女性は60代後半くらい。
感情をぶつけるのではなく、何故を伝える。
とても大切なことだなと改めて感じました。
買い物やATM等でよく遭遇するのは、
「ダメ!」
「いいから!もう、やめて!」
「触らないで!」
日々育児に追われていると、
そうなること、痛いほど分かります。
子どもは、何故だめか分かっていないのだと
はたから見ていて良く分かります。
悪気など一切ないのです。
ただ、気になるし,知りたいし,見たいし,体験したいのだと。
伝え方の大切さを改めて感じた出来事でした。