運について振り返る

2023/05/16



本日のブログは2023年5月8日のインスタグラムの続きであります、
運が味方をしてくれた体験談をお伝えさせていただきます。
(お話すると長くなり、数日検討した結果、文字の方が伝わりやすいと判断し、
こちらのブログにしました。)

今回、このお話をさせていただく経緯といたしましては、
転職や副業をお考えのお母さまと多く接する機会があり、
色々な選択肢の中の一つとしてご参考にしていただけましたら、
幸いです。


これからお伝えする内容は、先輩の後ろ姿、恩師の教えに沿って選択した結果、
後々、「運が味方をしてくれて本当に良かった」という出来事のお話です。


選択したことは2つ
・退職する際、有給を使わずにその分、他の人に有給を回していただいた

・退職後、元の職場を褒めることはあっても、否定的なことは絶対に口にしない
 (何故なら、辞めてからではもう取り返すことはできませんから。)
です。



20代,30代前半のうちはもっと有給欲しい。他の人に休んで欲しいなどと
いう考えは微塵もありませんでした。
(誤解のないようにお伝えしますが、当然ですが、妊婦と産休明けの方には超優しかったです。普通のことです。)
もちろん、在職中、気に食わないことがあれば、愚痴もこぼしていました。

しかし、厳しい先輩方の退職時の姿は鮮やかで、その真似をさせていただいたのです。


事業を始めて分かることは、いかに貰っていたのかということです。
仕事,権利なので当たり前というふうな視点だと難しいかも分かりませんが、
給料を頂きながら少しずつ少しづつスキルを培わせて「貰って」います。


大勢の方は、既に気づきがあると思うのですが、
私は、もっと若いうちに気づいていれば
良かったととても感じます。


前回のインスタグラムで少しお話したのですが、
助産院を運営していく上での必須事項は、提携・連携してくださる医師と
病院の存在です。有難いことに、提携・連携してくださる医師・病院は直ぐに
見つかり、中でも近隣施設の医師には本当にお世話になっております。


少し余談なのですが
以前の職場は、搬送を受ける側でしたので、正直、心底腹立たしいことは何度も
経験しました。そのことを思うと、一緒に働いとこともない何処ぞの流れ者に対して
連携してくださった医師には感謝しかなく、役に立ちたいと思っていました。
この出来事も運が味方をしてくれたと本当に思ったのですが、
本当の運の良さは下記内容です。



3年〜4年ほど前のお話です。



運を試される日は突然訪れます。
私は、この日に心底「運」を感じたことはありませんでした。


「運」とは
道路が空いていたこと
免停覚悟でしたがPがいなかったこと
身動きが取れる状況にあったこと

この3つです。


もう使うことはないと思っていたスキルは
突然、感謝している方から求められ、お届けすることができた時、
この時ほど、先輩と恩師に感謝したことはありませんでした。
もし、運がなく、使えなかったら、一生後悔したと思います。


周産期領域は、時間の戦い,スピード勝負です。
私がもっていた一つは、
一刻を争う超緊急時に使うことができなければ「ゴミ」でした。
退職してから4年後の出来事でした。



使うことはないであろうと思っているスキルでも、
それは突然やってきて試されると深く自覚しました。

試しは何度もはきません。
1度か2度だと思います。


お母さん方のあらゆるスキルも、必ず求められる日がくるのです。
硬いお話をしましたが、最近の風潮は
「権利の主張」です。
権利は必要で大切です。
しかし、権利の主張ばかりしていると、本人は全く気づきませんが、
苦しくなるのです。


早く気付いた人は、幸運です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。