あたたかい土地

2023/11/30



こんばんは。
先日、見聞を広げに弾丸旅行(下見)に行ってきました。

今後の産後ケアの進路を模索するため、
今回は決めていたこともあり、思いっきって行ってみました。

こえー

事前準備は、翻訳アプリ
目的は美術館とおすすめの公園と現地の食
この3つ


隣国とはいえ、日本語一つも聞こえてこないじゃ
あーりませんか。
急に不安になる。

ママたちが、出産した後、
宇宙人のような赤ちゃんを相手に
戸惑う気持ちがよーく分かりました。

そして、出産前(旅前に)
唯一準備したのは、とにかく「オクトパスカード」というものを
購入すれば生きていけると書いてあったので、
とにかく、オクトパスカード

ママにしてみたら、鉄板抱っこ紐エルゴを購入するようなものかもしれません。
(当院はエルゴは全くおすすめしません。ベビービョルンかコニー)

そして、オクトパスカードに戻りますが、
普通に買えないんですよ。
ネットでは買えると書いてあった!のニーーーーーー。
出口すぐの窓口の勤務は12:00からと社長出勤時刻が明記されていて、
一人でつぶやく「マジかよ」

仕方なく、ウロウロしていると、発見!
売っていそうな場所が。

でも、そこで待ち受けていたのは、とっても親切な関所
女性の係りの方が一生懸命話しかけてくださいます。
「:;@:。;:・。;::・:・」
分からない。

私は「オクトパス プリーズ」
すると係りの方が「::;:;::・;::・」
分からない。
多少の損はいいから「オクトパス プリーズ」
の一点張り。
親切な係員の女性は「オーケー、オーケー」と
言ってこの列に並びなさいと言ってくれました。


そして、無事購入。
私のように困っている日本人がいたので、
「日本人ですか?」と
話しかけて、オクトパスプリーズ作戦で私は買えた!
と伝えて、その一行も買えていました。

これで一安心。
早朝フライトで少しお腹も空いたので、
空港内のカフェへ。

翻訳アプリで、「カフェオレをください」と
中国語で伝えると、店員さんが
「English only!」と私にいう。
ここはアメリカかよ

カタコト英語で注文してカフェオレを受け取る。
店員は苦笑していたけど、
苦笑したいのは、こっちの方だぜ。
アプリ機能使わせてくれよ。

前途多難な旅の始まり。
気を取り直して、快速電車に乗る。
私の好きな海が見える。

外を眺めていると、
うしろの席から「papa,;:@;:@@;」「papa@:;。・:」「papa@:;。・:@;」とパパを連呼している。
ちらっと見ると、4歳くらいの男の子が、仕切りに外を指をさして、
なになに攻撃をパパにしていた。

今回、私がかなりびっくりしたのは、あちこちで
papa papa papa papa papa papaという声を聞いたことです。
日本は、ママ、ママ、ママ、ママなのに
それが私には不思議でならなかった。


話は電車に戻りますが、
日本は世界一清潔な国と言われていますが、
今回、旅した土地も相当清潔でした。

日本の港区のような場所でしたけど、
港区も新宿も千代田区も
ゴミは落ちているし、地下鉄なんて。。。。


でも、この都市にゴミはなく、電車は日本の地下鉄の
数倍清潔。
そして、乗り換えが分かりやすい。

私は、ここで一つ気づきを得ました。


さて、目的は美術館。
その国の文化を知る上で、美術館は最適だと思いました。
目を惹いたのは、18世紀のcup。
緻密で繊細な作品。





最近、この色にとても惹かれます。
昨日、その理由が分かり、自分が目指したい精神なのだと思いました。


休日で人が溢れかえっていましたが、
美術館が一気に静けさを取りもどさせてくれました。


そして、次の目的、食。
その都市のローカルな方々が日常食べているものを
食べてみたかったので、練り歩く。歩く。歩く。何周も。

外国人が居ない、満員御礼のお店に入りました。
「見つけたこういう場所!」
満員なので、相席。
頭をちょこんと下げて、相席させてもらう。

はい、お品書き
外国語ーーーーーーーーーー
きたーーーーー
翻訳アプリの出番
頼むぞアプリ

お見事!
いい仕事するやないか!

相席のご年配の肌がツルピカピッカピカだったので、
この土地の食はとても良いのだと感じる。
そのため、健康に良さそうなものを注文して見る。
海老餃子入り春雨?ラーメン?とキクラゲ?と
なんかナッツが入った飲み物
(画像があまりきれいでないのでアップできません)


数分後
注文したものが届く
え?何これ
これでは絶対にお腹が空くじゃん!
と思いながら、食べる
食べる、食べる
お腹がいっぱいで少し、残す
キクラゲの飲み物、飲みきれない
薬膳、恐るべし
ホテルに帰っても、全くお腹空かない
満足


翌日、公園へ足を延ばす。
そこでまた、びっくりする。
ものすごい数のコミュニティ

上野公園とか二子玉公園とか何度も行ってますけど、
ほぼバラバラ

でも、この公園はたくさんのコミニュティがありました。
あちこちで歌をうたっていて
太極拳もありました

ダンスも

タンバリンも
お誕生日会も


とても温かい気持ちになる場所で
本当にびっくりしました。

日本が失ったものがこの地にはあり、
なるほど、世界の金融センターだと感じました。


何しろ、ゆとりがあるんですよ。
人々に。

そして、笑いが止まらなかったのが
鳩までのんびりしてるんです。
人間が近ずいても、全く避けようともせず、
人間が避けて通るんですから。

一人で可笑しくて笑ってしまいました。
でもこのゆとりをつくっているのは、
人と人との繋がり、コミュニティだと思いました。
今の日本でこの風景は見かけません。
田舎に行っても。
ここが日本の弱点なのだと思いました。
この都市は、色んな方がたが、子供やご年長者に
優しかったですね。

この都市から多くのことを学びました。
もっとローカルフード
を体験したかったですね。

今後の産後ケアを行う上で、非常に良い学びと
経験でした。
そして、最後の締めは、空港。
フライト時刻が大幅に遅延していたんですよね。
確認のために、カウンターに行くと、
私を見るなり「next、next」

いや、分かるけど、最後まで確認しないと
気が済まない。なぜなら、明日は患者さんがいるから。
そして、しつこく、ここで大丈夫かとアプリを使って聞く。
係りの方は、「Haneda Haneda イエス」と伝えてくれて
安心しました。
面倒な来訪者。
でも、この都市の方は全員、親切でした。
一度も嫌な思いをしませんでしたから。


改札で並んでいる時、こっちが空いているからどうぞ
と誘導されて、別の列に並んでいた男性が足を踏み出した。
私もその時、一歩踏み出していたのですが、
すかさず男性は「しまった。」という顔をして
私に先を譲り、
とても失敗した!恥ずかしい!という表情をしていました。
おそらく、女性より先に足を踏み出したことが、この都市では
恥に当たるのだと思いました。
超レディファーストでした。
これまた日本ではない光景で驚きの一つでした。

そして、珍道中とどめは
荷物が少なすぎて、入国の時にバッグをみてもいいですか
と言われた。逆に、先進国に旅行するのに、荷物抱えて
何するの?と言いたいですよ。
「マジ少ないすね」と言われ、
私は「いつもこれで旅をしますけど」と文句を言ってしまった。


ジャッキー出番!


最後に言われたのは「女性はもっと荷物多いので・・・」

な、な、なんだっってー
女じゃなくて悪かったな!と
優しい小櫻??は心で呟く?


以上、珍道中終わり。
帰宅したのは4時

そして、10時から抱っこ攻撃で
無事、開幕戦勝利
腰痛い


長文お読みいただき、
ありがとうございました。