上の子どもの気持ち
2022/07/08
先日、知人のお子さまの日常を垣間見る機会があり、
素晴らしいなと思ったので少しご紹介します。
お兄ちゃんが、オセロゲームのオセロを箱に片ずけていました。
お兄ちゃんは几帳面なので、丁寧に直しているところを、2歳半の妹が
ぐちゃぐちゃとする。
よくある光景ですよね。
お兄ちゃん、ここでどうしたと思いますか?
私がお兄ちゃんの立場だったら、妹を叩いて泣かしていたでしょう。
顔は怒ってましたが、
グッと堪えたんですよね。
私は痛く感動しました。
ぐちゃぐちゃになったオセロをまた片付けていて、
それを遠くから見ていたお姉ちゃんが、そっと手伝う。
また感動しました。
そして、2歳半の妹に邪魔をされない、台所のテーブルの隅っこで
お姉ちゃんと弟はこっそりオセロを楽しむ。
そして、ほら、ご飯だよ!
片ずけしなさい。と親に言われる。
上の子どもの宿命だなと感じました。
ここで注目したいのは、お兄ちゃんが仕返しをしなかったこと、
お姉ちゃんが一部始終を目撃し、そっと寄り添ったところです。
いつもここのお母さんは、何故そのように考えたのか、
相手の気持ちはどうなのか、
自分の気持ちはどうなのか
まーよく聞いています。
本当にすごいなと思います。
日々の積み重ねが、子どもの心を育てるのだと
改めて感じた日でした。
自身も一番上ですが、ここのお姉ちゃんみたいな優しさは微塵もありませんでしたね。
だから余計に、素晴らしいと感じるのです。